育毛に大切なこと

管理人の育毛史 2006年春頃 終末への階段を駆け上っていく

終末への階段を駆け上っていく


髪の様子

 なんか、とてもヤバい感じ。相変わらず、七三にしないと、もう真ん中なんて薄くて、真ん中分けは出来ない。真ん中を横の髪で精一杯隠す。で、ずっと右の方の髪で誤摩化してたけど、今度はそっちも薄くなってきて、今度は左かっていっても髪には癖ってやつがあって、左で誤摩化しても変な感じになってしまう。これは、限界が近づいている。それは明らかだったが、できることは、もう現状より悪くなりませんようにと、祈るだけだ。

育毛状況

 毎日鏡で後ろを、頭頂部を見ていた。少ない髪で寄せて隠してという辛い作業を続けていた。家の外へでかける前には、いちいち確認作業に時間をかけなくてはならない。
 この頃はいろいろと試した。とても必死だったからだ。中でも「ロゲイン」。外国産のをネットで買って、しばらく使わずにいたが、頭頂部の薄さに思いあまって、付けてみる。サロンに通っていていもいっこうに改善の見られない、むしろ減っている? 感じの状況に危機感を募らせた結果だろう。いろいろな育毛サイトを見て回っても、結果を残している育毛剤は「ロゲイン」くらいだというのもあった。だが、「ロゲイン」で生えた毛は「ロゲイン」でしか維持できない。「ロゲイン」を辞めたら、また抜ける。とはいえ、そんなことを構っていられるほどの余裕はなかったのである。
ロゲインの詳細
 で、「ロゲイン」……ヒリヒリ、ヒリヒリ、イタタ、何かこれ、頭皮に合わないのでは? 猛烈に頭皮が熱くなる。突然5%を付けたのがいけなかっただろうか。すぐに風呂場に急行して洗い流した。とにかく、凄く悪い予感がしたのだ。
 案の定、悲劇はこれだけでは終わらなかった。なんとやってしまったのである。なにがって、大量脱毛を。翌日がサロンの日であったが、いつもどおり施行。施行。で、そんな日に限って力の強い施工者がっ。まあ、力が普通の人でも結果は同じだったかも知れない。カウンセリングのときに、笑顔で「今日は千本抜けましたよ。何かありました?」なんて。へ、千本ですか。ああ、千本ね、多いね。って、うがー、いつもは150本くらいだった抜け毛がせ、千本!
 
もう心は泣いてましたね。サロンから帰る途中。車の中でずっと呆然状態。家に帰って鏡。あ、後ろの方が禿げてる。ついに、頭頂部が禿げました
 頭頂部が禿げるってキツいデス。電車を待つホームでは、後ろの人の視線が気になってしょうがなく、職場では椅子に座っていても、後ろを通る人の視線が気になる。ついに、ここまで来てしまった。終末だ。毎晩、鏡を覗き込んでは、ふさぎ込む。朝、家を出る前に一生懸命他の部分の髪で隠そうとしましたが、駄目。もう隠すことができないレベルまできていた。外に出たくないっていう憂鬱感。休みの日はずっと家の中にいましたね。なんで自分がって、自分だけハゲだとか思ったり。

 ここで、教訓。ロゲイン使用したあとに、育毛サロンの施術を受けてはいけません。自分はそれでハゲました。いや、とどめを刺してしまいました。ロゲイン自体が悪いということではないかと。ロゲインだって、毎日使い続けていたら、結果は分からなかった。むしろ問題は、ロゲインの使い始めで頭皮が不安定な時期に施術を受けてしまったことにあったと思う。あと、はじめから5%のロゲインではなく、例えばリアップなどの1%ものから使用し始めればよかった。後悔先に立たず、とてつもなく苦い経験でしたよ。

 毎日が常にもんもんとしてました。で、ついに考えたのが植毛。自毛植毛。一度電話して予約までしましたよ。なんでもこの自毛植毛、自分の毛、例えば後頭部の毛を頭頂部や前髪の部分に植え替えてくれるというもの。上手くいけば、後頭部の髪の毛みたいに、太い毛が育つらしい。だが、移植後に一度生え変わってからが勝負であるらしく、必ずしも移植した毛がすべて定着するわけではないとのこと。自分の場合、行く勇気もなく、結局キャンセルをしてしまいました。この頃が自分のどん底。だって、毎日が真っ暗だったから。

 そして、次に手を出したのが、プロペシア。ちょうどこの頃、髪のことは医者に相談しようという宣伝がやっていた頃。万有製薬のプロペシアが日本で初めて認可されたということで、自由診療だが、病院で処方できるようになったのである。で、近所の病院でも処方されていることを知り、行ってみた。といっても、たいていの病院は髪のプロってわけでもなく、ただ処方するだけだからねという説明後薬を渡される感じなのだ。だから、たいていの病院においては、その効用やリスクについての一般的な情報提供を行い、あとは処方するだけ。もちろん自由診療だから、保険はきかないし、リスクは自分もちである。

 あと、ちょうどこの頃、ネットで見つけたのが、髪の専門病院のホームページ。前述の処方するだけの病院とは異なり、髪の治療を専門としている病院である。予約しても初診まで1ヶ月待ちという話だったが、ワラにもすがる気持ち、期待半分で予約した。このことが後々の運命を変えることになる。
 あと、以下は始めてみたこと。
スピルリナ
ピクノジェノール
・トマトジュース
 これはどれもこのサイトから学んだことである。
「ああ、はげたくないっ!」
 有料であるが、会員になると、有料でしか読むことの出来ないコラムや他会員の育毛レポートまで閲覧することが出来るサイトだ。とても参考になった。

シミ・シワ・ソバカス皮膚の老化防止を![ピクノジェノール&E]【美と健康スタイル】

 特に、ピクノジェノールとトマトジュースは今も続けてる。これは対脂漏性サプリというものだ。確かに頭の脂がおさえられる気もするし、そのサイトを利用している他の人も脂が減った! と言っているからだ。また、全体的なアンチエイジングにもなるのではないだろうか。


スピルリナ また、スピルリナも、育毛サロンに通っていた頃とっていた大葉サプリの代わりとして、摂取することにした。これは、サロンで育毛に必要だと教えられたマルチビタミン、マルチミネラル、アミノ酸を一度に得ることができる、かつ大葉よりも安価であるという点でオススメなのである。薬局でも売ってたりします。


 ただ、これらも即効性があるわけでもなく、終末期を迎えて毎日が死ぬほど憂鬱であったのだ。

2006秋
 復活への鍵