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【第一回 行間】
 このコラムでは、管理人が過去に運営していた小説ページで行っていた個人的な工夫をちょっとだけ紹介していこうと思います。知っている方には、どれも当たり前の作業かも知れませんが、技術的なことを知らない場合、配慮しようと思っても話が始まらないので、紹介させていただこうと思います。

 第一回は、行間です。まずは、以下の2つの同じ文を見比べてみて下さい。

「あんたの仕業だったのね」
 すると、彼はあからさまに視線をずらすと、
「いえ、偶然クロロホルム売りのおじいさんが通りかかって」
「んなわけあるかっつ」
 千代は身をよじりながら、
「離さないと後でひどいわよ」
 これまでになく、熱のこもった本気の口調で言う。
 彼女の様子に、晴海は口を尖らすと、
「だって、苦節3年なんですよ」
「何がよ」

「あんたの仕業だったのね」
 すると、彼はあからさまに視線をずらすと、
「いえ、偶然クロロホルム売りのおじいさんが通りかかって」
「んなわけあるかっつ」
 千代は身をよじりながら、
「離さないと後でひどいわよ」
 これまでになく、熱のこもった本気の口調で言う。
 彼女の様子に、清彦は口を尖らすと、
「だって、苦節3年なんですよ」
「何がよ」


 行間が異なるのが分かるでしょうか。どちらが見やすいかは、人によって異なるかも知れませんが、この行間は以下を書き加えることによて簡単に調節することができます。

<p style="line-height : 180%;">本文</p>

 行間の程度は、180%の数を変えることによって、調節することができます。簡単便利な基本なので、ぜひ覚えておいてください。